いつもLinuxやMacで使っている設定で、WindowsでもVimをもっと怠惰に使う3つの方法

なんてことはない

この3つなわけだ。環境設定にはDropboxで同期した.vimrcをNeoBundleで同期する。それだけのことです

追記 2012/07/26

でもやっぱり結局一番楽なのはVMを立ててそっからsshつないで共有フォルダ経由でLinuxつかうことだなーってのが結論になりつつある。VMのたてかたは いかにしておっぱい画像をダウンロードするための環境を作るか - VirtualBoxで仮想環境をつくるメモ - AtAsAtAmAtArA これをみればいいとして、Vimをコーディングにつかうなら結局Cygwinでもなぜかハマったりすることあるし、それなら最初からUbuntuなり使ってるほうが楽だ。まあちょっとしたメモのテキスト編集程度ならCygwinで現状便利につかえているけど、まあ、用途によると思う。たぶんreSTやmarkdownのメモをかくくらいなら別にCygwin/gVimくらいでいいけど、HTML/CSS/JSの編集レベルになったらVM経由にしたほうがいいというのが個人的な結論になりつつある。reSTだってSphinxつかいたいならVMのほうがいいだろうし。

追記 2012/11/29

こんな記事書いてさーせんが、やっぱり vim であることを半ば諦めて Sublime Text 2 を最近は日常では使ってます。SSDにしたマシンでVM立てるのは常時起動とかならいいけど、ちょろっと編集するくらいだったらなんか面倒だよね……っていう。Sublime Text 2 はいいエディタですね。vimっぽく操作するモードやプラグインも豊富です。メニューは英語だけどこの記事にたどりつくくらいVim好きならまあなんとかなるでしょう。Windowsだと日本語入力でさっそく表示がおかしいですが、それもプラグインをつくってくれた方がいるのでそれを導入すればいいです。

追記

おいおい、msysgitとCygwinを共存させるときになんかCygwinbashが起動しないと思ったら環境変数が問題らしい。気をつけること!msysgitを先に入れた環境で環境変数がうまくかわらなくてCygwinのminttyが落ちて使えないよママン……
参考::cygwinとmsysgitの共存には要注意 - おんがえしの日記

Dropboxの導入

Dropbox - Simplify your life
アカウントとってインストールしましょう。てきとうにPublicあたりに放り込んでおくといろいろと楽です。

NeoBundleの導入

ちょろっとディレクトリをつくって.vimrcにちょろっと記述するだけです

mkdir ~/.bundle
git clone http://github.com/Shougo/neobundle.vim.git ~/.bundle/neobundle.vim

.vimrc

set nocompatible
filetype off

if has('vim_starting')
  set runtimepath+=~/.bundle/neobundle.vim

  call neobundle#rc(expand('~/.bundle'))
endif

NeoBundle 'git://github.com/Shougo/neocomplcache.git'
NeoBundle 'git://github.com/Shougo/neocomplcache-snippets-complete.git'
NeoBundle 'git://github.com/Shougo/neobundle.vim.git'
NeoBundle 'git://github.com/Shougo/unite.vim.git'
NeoBundle 'git://github.com/mattn/zencoding-vim.git'
NeoBundle 'sudo.vim'

あとはVim内で

:NeoBundleInstall

参考::Vim-users.jp - Hack #238: neobundle.vim で plugin をモダンに管理する
参考::Vimのプラグイン管理を.hgsubからneobundle.vimに変えたよ - 四角革命前夜
ねっ、簡単ですね!で、これで使っているもろもろの設定をWindowsでも使いたいわけだ。

Cygwinでつかう

インストールは簡単
http://cygwin.com/install.html
setup.exeを使いましょう。だいたいデフォルトの設定でよくて、入れるパッケージにvimとgitだけいれておく。Dropboxからファイルを取ってくるならwgetあたりも必要かな。
apt-cygをいれておくとパッケージ管理が楽です
参考::apt-cygでCygwinでもApt/yumっぽくインストールができるようになる。。 - ブックマクロ開発に
あとはデスクトップまわりの作業をするためにシンボリックリンクでも貼っておけばいいでしょう

ln -s /cygdrive/c/Documents\ and\ Settings/username/ ~/username

あとはいつもどおりにCUI上でVimが使えますね!

msysgit上のbashで使う

後述のgVimを導入するためにmsysgitを導入するんですけど、別にこれでもいいかもしれない
インストールは簡単
msysgit - Git for Windows - Google Project Hosting
とりあえずunicode版を入れておきました。今回は別にutf-8がどうたらって話ではないから関係ないかもしれないですが。設定はデフォルトでいいでしょう。SSHの設定だけはWindowsではいつもPuTTYを使ってるのでそれだけ設定しました。
参考::msysGit(Git for Windows)がいよいよ公式に UTF-8 をサポート! - てっく煮ブログ
インストールしたら git bash ってのがはいってて、そこでいちおうvimも使えます。なのでそれでいいひとはいいんじゃないでしょうか。いちおう7.3がはいってますし。ただマウスのコピペが使えなかったりいろいろ不便かもしれません。CUIにこだわるならCygwinの方がいいですね。

gVimで使う

本命。Windowsならもっと怠惰にGUIで操作したいですよね。gVimといったらやはりKaoriya版です
Vim — KaoriYa
任意のフォルダで解凍したらすぐに使えます。
gVimの場合は設定ファイルは $HOME/_vimrc が普通なんですが、.vimrcでも読み込んでくれます
参考::vimrc, runtime の優先順位を理解して Windows と Linux で Vim の設定を共有する - ウォンビン ビール瓶。
なので怠惰にDropboxから落としてきた .vimrc をそのまま使えますね!
ただ問題はNeoBundleやVundleなどではgitが使えないと困ります。なので前述のmsysgitを導入しましょう。だいたいデフォルトの設定で大丈夫です。で、最初に書いたとおりにCUIからgit cloneして環境を整備しましょう。で、msysgit上のVimから :NeoBundleInstall してインストールしましょう。
これでgVimでも今まで通りにプラグイン管理が簡単なvim環境が整いましたね!
ただし文字化け問題が残ってます。

set encoding=utf-8

しているとメニューがバケバケです!もちろんcp932にしたり、記述しなければメニューが化けませんが、そうなるとUTF-8での操作は若干おっくうになるかもしれません。そこらへんはトレードオフです。ちゃんとやるなら以下のエントリを参考にしてください。
参考::Loox Uと初音ミクで行こう!: 【2011年版】git+Vim環境を構築する

以上

個人的にはgVim環境でメニューの文字化けをきにせずに開発するのが楽かなーというところです。もし本格的に使うならCygwinのほうがいいかも。そこらへんはてきとうです。ちなみに自分のつかってる .vimrc の設定はこんな感じです
.vimrcらへんのメモ - AtAsAtAmAtArA